「ベンチマーク」とは、元々は技術用語で、測量時の基準点のこと。意味が転じて、ビジネスでは、優良な他社を見て、その会社のどの点が、どのレベルで優良かを測定し、その優良な点を取り入れる取り組みの全体を言う。アメリカのゼロックス社が、倉庫業務をL・L・ビーン社を、請求回収業務をアメリカン・エキスプレス社を考察して、その優れた点から学んだのが最初とされている。会社の業務をより良くするためには、自社、自分の経験からだけでは良い答えが見つかり難いことも多い。一般情報、社会情報を基に、他社、特に優良な企業は、どの点で、どういった活動を、どのレベルで取り組んでいるかを可能な限り把握し、自社の活動、自分の業務の改善などへの検討材料とすることも大切である。 ヒューマンマネージコンサルティング(株) 眞下(ましも)